ムックの断絶という曲が好きです。
今日も出勤前に聴いて(歌って?)いたら、それを聞いた母と妹がお経や念仏みたいだと言ってたな。
何故だろう?
曲調がゆっくりなのと歌詞の量が多いのが原因かしら。
それとも、一緒に歌う私が変なのかしら。
それはおいといて…この曲はミヤくんの作詞作曲なん。
ついでに言うとほんとにあったことから書いたとか、初めて観客の前で弾いたときは涙を流したとかいろいろと聞く。
そういうエピソードがあるのもあってなんかすごい曲。
私自身も初めてのときは泣きそうになった。
WORST OF MUCCのしか聴いてないから分かんないけど、曲の始めに階段を駆け上がってきてドアを急いで開けたような効果音が入ってるのがさらにいい。
歌詞の情景を考えるとすごく切ない。
《うるさい沈黙》という表現も普通に生きてきたらそんな簡単に思いつかないと思う。
だからこそ、心にくる。
それがミヤくんだからとか関係なく、一人の人間に起きた変えようのない現実として哀しい切ない。
歌詞が切なくてたまらない。
冒頭の子どもはまだ知らないけど、徐々にいつもと何かが違うことに気づき始めて。
それが確信に変わってそんなわけない!信じたくない!認めたくない!ってのが痛いくらいに伝わってくる。
子どもは居なくなっちゃった人が大好きだったんだろうなと思う。
**
ドアを開けると見慣れた景色は真っ白で
聞いたことのないうるさい沈黙がとても苦しくて
慣れ親しんだ病室は僕一人には広すぎて
新しいシーツがなぜか悲しみのあとを押す
窓際に飾られた花が無性に愛しくて
メモ帳には言葉だけが悲しくつづられていて
暖かいはずのベッドはどうしようもなく冷たくて
ドアを開けてもあの景色には二度と出会えない
さよなら…?さよなら…
*ムック「断絶」
断絶と一緒に聴くといい曲。
【帰らぬ人】、【ズタズタ】…のこの3つで一つなんかな?
それとついでにもう一つ。
生と死を痛々しい程に表現してるってことで。【遺書】という曲を。
PR